正面・左斜め・右斜め・背面
この作家の作品への想い
円形のキャンバスの中に、雲海の上から天を仰ぐ視点で描かれたこの作品。青く深い空気をまといながら、頂から放たれる光の束がまっすぐに降り注ぐ。「天からの恵み」と名付けられたその光は、眩しさよりもむしろ、静かな安堵として胸に落ちてくる。雲の白さと影の青が交わる余白に、言葉にならない祈りや、誰かへの想いがそっと息づいているようだ。見る人それぞれの記憶の中で、この光がどこへ届くのかを、作品は静かに問いかけている。
作品
円形キャンバスという特殊なフォーマットを活かした、天地創造的な情景作品です。中央から静寂の中へ降り注ぐ光と、それを取り巻く雲々のランドスケープは、観者の瞑想的な思考へと自然に導きます。白とブルーのグラデーションは息遣いのような柔らかさを持ちながらも、厚塗りと薄塗りの技法の対比により、空間に深い立体感が生まれています。小さな1号作品ながら、壁に掛けた時には室内に静謐な精神性をもたらす一枚。日々の慌ただしさから心を解放したい時、この作品に目を向ければ、自分の内面と対話する時間が自ずと生まれるでしょう。
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